ドットジェイピー第1回「未来国会2010」-日本初 大学生による国家予算プランニングコンテスト-

国家予算をあなたが作る。

未来国会2010

大学生による国家予算プランニングコンテスト

参加者インタビュー(1)

Aチーム
慶應義塾大学法学部4年
熊谷有佳子
参加したきっかけや理由
「あるべき予算」とはどのようなものか、じっくりと考えたいと思ったことが今回未来国会に参加した理由です。政治家事務所で活動していた2年間、有権者・支持者からいつも指摘されたことが、消費税増税反対、年金・医療の不満、無駄の削減に関してでした。消費税増税はやむを得ないことなのか、年金医療の不満の解消法はどうしたら見いだせるのか、事業仕分けでは本当に無駄を無くし切れたのか、自分自身で考え、自分なりの結論を出したいと思いました。
未来国会に参加をして、得られたことや学んだことは何ですか。
今回未来国会に参加して、将来の日本を担う私たちがもっと積極的に政治に参加しなければならないと改めて思いました。予算やそれに関連して政策を議論していく中で、現在の予算・政策がいかに高齢者ばかりに配慮されたものであるか、将来の世代に負担を残すものであるかを知りました。私たち若者一人ひとりが、将来どのような日本にしたいのか、そのために何をすべきか考えなければないと思います。
Aチームの予算コンセプト「科学立国日本」 このコンセプトを設定した理由・背景は何ですか。
私たちは、日本全体が感じている閉塞感を打破し、日本人として誇りを持てる国のあり方を目指しました。そしてそのために、戦後日本が世界を牽引してきた科学技術分野でさらなる発展が必要であると考えました。そして、最新技術の開発だけでなく、その製品化を含めた科学技術発展支援を国が行うことで、科学立国として世界に誇れる日本を作ろうと考えました。
今の日本の置かれている状況や、国家予算についてどう思いますか。
私達が予算編成で強く感じたことが、各省庁で行われているプロジェクトの理念・目的と内容が合致していないということです。つまり、問題を解決するべく掲げられたプロジェクトの内容が、本当に問題解決に効果的といえるか疑問に思うことが非常に多かったのです。先の事業仕分けで無駄が削減されたと言われていますが、一つ一つの施策についてさらに内容と効果の吟味をしていかなければならないのではないかと思います。
「未来国会に参加をして、得られたことや学んだこと」を今後どのように活かしていきたいですか。
未来国会に参加して、日本の国家予算・政策に関して自分達で真剣に考え、私達なりの結論を出せたことはとても有意義であったと思います。国家予算はその規模が非常に大きく、どのようにまとめればいいのか悩みましたが、国がどうあるべきか考えることは有権者として重要なことなのだと実感しました。 今後、予算・政策にさらに関心を持ち、同世代の若者と共に政治参加していきたいと思いました。

未来国会2010閉会