ドットジェイピー「未来国会2011」‐日本初 大学生による国家デザインコンテスト‐

国家予算をあなたが作る。

未来国会2011

大学生による国家デザインコンテスト

参加者インタビュー(1)

チーム法政大学(志雄会)
法政大学2年
村尾幸一さん
参加したきっかけを教えて下さい。
今回、私たちはサークルで未来国会に出場した訳ですが、これまで私たちは団体の中のみで勉強会を開催してきました。しかし、「これでは自己満足で終わってしまって何の意味も無いのでは。」と私が確信したことが参加のキッカケでした。そこで、サークル単位で参加できる学生の政策コンテストを探す中で未来国会を知り、参加させていただく運びとなりました。
未来国会を通じて、どのようなモノを得ましたか。
これは3点あります。
1つ目は、私たちの政策や主張が他の人々にどのように判断されるのか、ということを客観的に認識できたことです。
2つ目は私たち自身が様々な経験を経て、課題を認識できたことです。ゲストの方に、政策に関してもまだまだ甘いという意見を頂き、今後の指針となりました。
3点目はたくさんの人と知り合うことが出来たことです。メンターとして様々なアドバイスをくださった財務省の官僚の方々や、様々な講演会を紹介して頂くなど、大変貴重なアドバイスを下さった方々と知り合うことが出来ました。また、未来国会をキッカケにソーシャルメディア上で交流を持った方と直接お話する機会を得ることも出来ました。
今回のテーマ、コンセプトを設定した背景を教えて下さい。
私たちはまず「地盤沈下しつつある日本をどうすべきか」ということを話し合い、なによりも経済をまわさなければならないという結論に達しました。
その理由は3点あります。第一点には、対外的には軍事力・資源を持たない日本が世界の中で存在感を示し続けられる唯一の手段が「経済大国ニッポン」だからです。第二点は、東日本大震災、電力不足の問題もあり経済が停滞している現状では、企業の海外流出、雇用の減少、消費減退といった負の連鎖が生じてしまい、いずれは被災地支援どころではなくなってしまうからです。第三点としては、日本の借金の問題です。日本は経済をまわそうとする、ではなく、回さなければ国が立ち行かなくなってしまうのだと考え、各政策を考案しました。
日本の現状に対して、どういった問題意識を持っていますか。
現在、日本は非常に厳しい状況下にあると考えています。さらに、今回の震災で様々な問題が露呈しました。首都機能が集約され過ぎていることへのリスク、行政が被災した場合の対応、原発政策など、挙げればキリがありませんし、少子高齢化も依然として存在しています。
このように日本は試練のときを迎えています。しかし、これは日本という国のターニングポイントともいえます。ここで判断を誤れば失墜していくだろうし、判断の猶予も決して長くはありません。でも、きっと日本は再び高みへいけると確信しています。
未来国会で得た経験を今後どう生かしていきたいですか。
今回、私たちは残念ながら準優勝だったので、まずは諸政策検討、転換を図ることでブラッシュアップを重ね、最高の政策を持って来年の未来国会2012に出場したいと考えています。
個人としては未来国会で得た様々な意見を取り込んで、よりアイディアを洗練し、より専門性を高めていくことで、いつかは政治家へ!と考えております。

未来国会2011活動報告