ドットジェイピー「未来国会2011」‐日本初 大学生による国家デザインコンテスト‐

国家予算をあなたが作る。

未来国会2011

大学生による国家デザインコンテスト

参加者インタビュー(3)

チーム Team 201
京都大学法学部3年
三浦修平さん
参加したきっかけを教えて下さい。
同じチームにいる友人から誘われたのが、この未来国会に参加したきっかけです。私とその友人は以前ドットジェイピーの議員インターンシッププログラムに参加しており、なぜか私のもとにはメールは届かなかったのですが、その友人には未来国会についてのメールが届いたようで、友人から未来国会のことを教えてもらいました。私自身、未来国会のような政策に関するコンテストに以前から参加してみたいと思っていたので、チャンスだと思い参加を決意しました。自分の力試しということはもちろん、やる気ある全国の学生と親交を深められたらいいな、という思いもありました。
未来国会を通じて、どのようなモノを得ましたか。
色々と得たものはありますが、まずプレゼンや資料作りのノウハウについて勉強できたのは大きいと思います。自分達のプランを正当化する理論武装のための資料作り、そして一人でも多くの聴衆の同意を得るためのプレゼン技術など自分たちでも試行錯誤しましたし、本番では他のチームの様子を見てとてもよく勉強になりました。次に、優秀な学生や社会人の方々とのつながりです。他のチームの学生はもちろんのこと、自分の班にも実は一人だけ初めて顔を合わす学生がいました。そして、未来国家に関わってくださった社会人の方々、特に財務省のメンターの大滝さんは大学の先輩ということでメールのやりとりをさせていただきました。
今回のテーマ、コンセプトを設定した背景を教えて下さい。
私は今まで20年間生きてきましたが、日本は「失われた20年」と言われるほど景気は低迷し、一度も景気がいい、日本が生き生きしている時代を生きたことがありません。そのことについて大人から指摘される中で、私達が生きている間にまた日本を世界で輝く国にしたい!と思ったのです。その時、日本が高度経済成長期で輝いていた時代について書かれた「Japanas NO.1」という本の存在を思い出し、またこのような状態が復活することを願ってこの本のタイトルをコンセプトとして使わせていただきました。
日本の現状に対して、どういった問題意識を持っていますか。
現在の日本は、政治への信用の低迷、財政不均衡、少子高齢化社会、年金問題、震災復興など数えればキリが無いほどの問題を抱えています。
しかし、何よりも問題なのはそういった状況の中で何の危機意識を持たない学生が多いということです。審査員の方がおっしゃっていましたが、年金問題など若者はもっと政府に対して怒りを露わにしてもいいはずなのにそれをしない。現在アメリカのウォール街では、政府の雇用対策に対して若者が大規模なデモを起こしています。日本ではそういうデモが起こりうるでしょうか?別にデモが活発化することを肯定するわけではありませんが、今以上に日本の学生が社会・政治について問題意識を持つことが必要だと思います。
未来国会で得た経験を今後どう生かしていきたいですか。
実は早速未来国会での経験を活かす動きを始めています。それはゼミの改革です。公共政策に関するゼミなのですが、今までは政策の制度的概要について調べて発表するだけで、あまり学生の主張というものが現れにくくなっていました。今回未来国会での経験を通して、自分達で政策案を考えて発表する方が、ただ制度的概要を調べて発表するより全然勉強になるし、聴いてる方も面白い。議論も白熱する。ということで、ゼミの中でやる気ある学生と協力しゼミのシステムを改善しよう!ということになりました。教授に相談に行ったところ、快く承諾して下さり、発表形式の変更に成功しました。これから実際の発表や議論に積極的に取り組み、ゼミの他の学生も巻き込んで、よりゼミを活発的なものにしていくつもりです。これは極めて小さなことですが、今後も問題意識を持つことを忘れず、得た経験を大切にしていきたいと思っています。

未来国会2011活動報告